小売店に商品が並ぶまでの商流
小売店に商品が並ぶまでに興味がある方。今後オフラインでの販路を検討している方々。
そんな方々は是非見てください。
(目次)
・小売店とは
・小売店への商流
・問屋とは
・小売店から見た問屋を通すメリット・デメリット
小売店とは
小売とは・・・
Wikipedia
生産者や卸売業者からロット単位で仕入れた商品を最終消費者に販売すること。
小売店とは “商品を仕入れ、消費者に売る店"のことです。
近年はユニクロやニトリを代表に小売店も自社でモノを作るようになってきました。
そのため少し定義は変わってきています。
小売店への商流
大きく2つの商流に分かれます。
① メーカー ⇒ 問屋 ⇒ 小売店
② メーカー ⇒ 小売店
違いは問屋を通すか通さないかです。
主流な流れとしては①の問屋を介す方です。
②の問屋を介さず直接小売店に商品を提供している企業も
たまには見かけますがなかなか少ないです。
生活をしている上でメーカーはCMや商品で普段よく
触れると思うので何となくイメージできるとは
思いますが問屋という言葉は聞き馴染みがないかもしれません。
念のため問屋の説明もしておきます。
問屋とは?
「問屋」とは、「生産者や輸入業者などから商品を仕入れ、消費者以外のものに販売する流通業者」という意味の言葉です。
「商社」「卸」「問屋」の意味と違い - 社会人の教科書 (business-textbooks.com)
問屋と卸は同義です。
商社と問屋(卸)を同義で使っている人が目立ちますが
別の定義で考えた方が良いです。
気になる方はこちらのサイトで確認してみてください。
問屋(卸)はメーカーと小売店の架け橋になっている存在です。
これだけ聞くとかっこいいですが非常に泥臭く大変な仕事です。
問屋(卸)の仕事内容については別の記事で詳しくご紹介します。
小売店から見た問屋を通すメリット・デメリット
問屋を通すメリット・デメリットについて小売店側の立場から見ていきます。
※どの立場に立つかによってメリット・デメリットは多少変わってきます。
(メリット)
▶円滑な取引
▶物流のコストや手間が省ける
▶改装や陳列の協力
(デメリット)
▶利益率の低下
一つずつ詳しく説明していきます。
▶円滑な取引
小売店により独自の商習慣があります。
商品登録、物流、お金のやり取り・・・
一から全て構築するより問屋に入ってもらうことで円滑に取引を行えます。
▶配送条件
店舗側からすると発注の単位は少ない方が望ましい。
問屋は他メーカーの商品とまとめて小売店に配送してくれるため
少ない数量での発注が可能になる。
またメーカーは問屋の倉庫に納品するだけで良いため物流の手間が大幅に省くことができる。
▶改装や陳列の協力
改装や陳列は店舗の方だけでは出来ない場合が多い。
そのため問屋やメーカーがフォローに入ります。
ただなかなかメーカーの方は他の仕事がありフォローに入れません。
問屋はその企業とべったりの商売のためお店のフォローを行えます。
大手企業でも問屋を通す理由としてはここの要因も大きいです。
▶利益率の低下
問屋が入る分小売店側の利益率が低下する可能性がある。
メリット・デメリットはあります。どちらかの方が絶対的に良いという方はありませんが
問屋を通す方が様々な手間を省くことができます。